先日の首里城全焼は、耳を疑うような出来事でした。

沖縄はよく訪れますが、首里城はお気に入りの場所で那覇に滞在すれば必ず一度は行きます。高台にあって、那覇市内や港が一望でき、遠くには慶良間諸島も見えて、夕日が綺麗です。

首里城には城壁の端のあたりに展望台もあるので、そこからの眺めは雄大で素晴らしく、西方に向いているため、晴れの日の日没の夕陽は美しいです。

 

今回焼失してしまったのは、有料でお金を払わないと入れない内部の建物です。中心である正殿と、北殿、南殿、番所のあたりまでが焼失しました。正殿と南殿の間のあたりは、今年2月に開園したばかりの御内原(おうちばら、ウーチバラ)で、当時は国王以外の男子は立ち入れない男子禁制の場所であり、江戸城でいう大奥のようなところです。ここは出来たばかりなので、結局見ることなく消えてしまいました。

いつもは有料のスペースまでは入らない(新たに作ったものにはそれほど興味がない)のですが、一昨年8月に久しぶりに中に入りました。その時、御内原の場所をスタッフに尋ねたのですが、まだ建設中とのことでした。その時に北殿で購入した「琉球紅型」がクリニックにあります。

また、大龍柱のレプリカも買いました。大龍柱は首里城正殿の正面に対になって立っています。

今回正殿は全焼しましたが、大龍柱だけは焼けずに残りました(→https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/493359

 

次に見れるのはいつになるか分かりませんが、ゆっくり待ちたいと思います。

 

 

在りし日の首里城正殿とその内部(iPad Proで撮影)

国王の椅子、両脇を龍柱が守ります。

立派な国王の王冠ですが、これはレプリカで本物は県立博物館にあるようでした。

一階では地下の遺跡が見えるしかけもありましたが、これは焼け跡にも残りました。

首里城の雲は、何故か「鳳凰」の形に見えました。

 

わたなべ糖内科クリニック